イリヤ・カバコフ「世界図鑑」絵本と原画展
あまから家さんでおなかいっぱいになったので、
そのまま歩いて、足利市立美術館に行きました。
現在、イリヤ・カバコフの絵本の原画展が開催されています。
旧ソビエトで生まれ、自由な表現が許されない時代に
児童書の挿絵画家として生計を立てていたそうです。
最後に、本人のコメントがありましたが、
「当時は編集者の要望があれば、そのように描いていた、
だから、私が描いたというより、彼が描いたのだ。」
みたいなことが書かれていました。
「非公認」の芸術家として活動していたそうで、
それが理由かどうかわかりませんが、絵本の原画は、
ずっとカバコフの手元で保管され、公開されなかったそうです。
今回は、1000点の原画、100冊の絵本を初めて展示。
チラシにも、「世界初公開」って書いてある。
とにかく、すごくたくさんの原画を見ることができます。
ちょっと、疲れるくらい多い。
字を入れるところは、最初から四角の空間を入れてあったり、
そのふちがまたきれいだったり。
暮らしについて書かれた本、科学や歴史、
物語など、いろんなジャンルを描いていました。
自由な表現ができない時代とか、非公認の画家としてとか、
そんなことは感じさせない色づかいや、
楽しげな、かわいい絵でした。
「ちょっと疲れるくらい」と書いたけど、
家に帰ってチラシをじっくり読んでびっくり。
「前期(8月17日まで)と後期(8月20日から)で、
ほぼすべての作品が展示替えされます。」
ってことは、私、半分しか見てないってことーーー?
あんなにあったのにぃ~?
世界初公開、恐るべし!!!
(巡回展のようなので、足利が「初」ではないですが)
足利市立美術館HP
夏休みなので、中学生(かな?)のみんなも、
メモしながら見てました。
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コメント
この季節って絵本関連の展覧会が多いですよね。大阪のサントリーミュージアム天保山ではディック ブルーナの展覧会が開催されていて、とっても行きたかったのですが、かなり混んでそうなのでやめました。(そういえば、以前群馬でブルーナの原画展に行ったなあ。だいぶ前ですが) 西宮にある大谷記念美術館でも毎年恒例のイタリア・ボローニャ国際絵本原画展が8月末から開催されます。そういうえば 今東京の板橋区立美術館で開催されていますよね。
私も絵本が大好きなので、こういうのを聞くと行きたい~って思ってしまいます。イリヤ・カバコフ 知らなかったのですが、案内を見ると面白そう。
投稿: katokyo | 2008年7月31日 (木) 05時38分
夏休み!ですもんね~。ブルーナの展覧会は、
展示はもちろん、ショップが気になる~~~(笑)
ボローニャの原画展、おととしかな?東京にいた頃に見に行きました。
板橋区立美術館、ちょっと遠いんですよね~。
日本人の作品もたくさん受賞するので、うれしいですよね。
絵本っていいですよね。私も好きです。
あと、夏休み企画として、歴史博物館でやっている、
「お化けがでたぞー」を見に行くつもりです。面白そうでしょ~!
投稿: 桐子→katokyoさん | 2008年7月31日 (木) 10時40分